ダウンジャケットの制作は3時間。衣装作成CGソフト『Marvelous Designer 6』でジャージ風の衣装を作成してみた

  • Sumo


昨年衣装作成ソフト『Marvelous Designer 6』を購入し、ちょっと触る時間が出来たのでチュートリアルを見ながら触ってみました。作成したのはオレンジ色のダウンジャケット。結果、簡単な作業でシワの存在感がある衣装が作成出来たように思います。チュートリアルを見ながら約3時間で作成。初めてMarvelous Designerを触ってこのスピードです。

Marvelous Designerデビューしたての小生にはダウンジャケットの制作解説は難しいので、簡単そうなジャージ風の衣装で制作工程を解説します。

衣装作成CGソフト『Marvelous Designer』とは

『Marvelous Designer』は実際の衣装制作のように型紙を作成し、キャラクターにシミュレーションして着させるという方法で制作していきます。シミュレーションを行う為、衣装の存在感のあるシワをあっという間に作る事が出来ます。ゲームCG『アサシンクリード 』、ゲーム『メタルギアソリッドV』、映画『ホビット』等、クオリティーの高いCG作品に導入されています。


作成してみた感想

型紙に関する知識や、Marvelous Designer以降の作成後リトポ作業等の知識が必要になるなぁと思いました。ただ、それなりの物が出来上がるうえ、個人の永久ライセンスでも550ドルなので買って損は無い気はします。


衣装作成工程

キャラクターを読み込みます。このキャラクターはサンプルデータとして同梱されています。
画面右上にある生地作成ボタンで記事を作成し、『エッジ選択』、『エッジ曲線化』ボタンで型紙を描きます。
型紙のビューで前身頃のパーツが青くなっています。これはMayaでいう所のインスタンスコピーのようなもので形の変形をシンクロしていますという事です。前身頃の片方の形を変えるともう片方の前身頃もそれが反映されます。


次に縫い目を設定。ミシンのボタン『縫い目設定』ボタン。
型紙上でつなぎ合わせたいエッジをクリックしていくだけ。
『1つのエッジに~』ボタンは後ほど使用します。


画面左上の矢印を押すとシミュレーションが実行され、キャラクターの服が期されます。
まずはおっさんのワンピース姿が出来ました…。
Marvelous Designerのシミュレーションは中々早い。あっという間にワンピース姿ですよ。


ジャージには程遠いので型紙画面で形や丈を修正。修正する度にシミュレーションボタンを押す必要はありますが、すぐに3D画面の方にも反映されます。


裾のリブ部分を作成します。長方形の生地を用意します。


そしてリブ部分の縫い合わせ。


シミュレーション実行。腹部にシワが出来始めました。


シワの形が気に入らない場合、シミュレーション中に記事を引っ張ってシワの形を修正出来ます。


エリ部分も作成します。首周りはシミュレーションする前に生地を首に沿って曲げた方がいい結果になります。その為の準備をします。画面右上の『配置点表示』または『Shift+fキー』を押します。


全身に水色の円が表示されるので、首の後ろの円をクリック。すると生地が首に沿って曲げられます。


エリ(A)は左前身頃(B1)、後ろ身頃(B2)、右前身頃(B3)の3枚の生地とつなげる必要があります。
ここで『一つのエッジに複数エッジ縫い合わせ』ボタンを使います。
エリのエッジ(A)→左前身頃(B1)→後ろ身頃(B2)→右前身頃(B3)の順に選択する。
選択順は慣れが必要で間違えると変な所と縫い合わしてしまい、生地が捻れる事があります。


エリもシミュレーションでくっつけます。


次に袖。袖の生地も腕に合わせて変形させます。


縫い目を設定してシミュレーション。


反対の腕は反転コピーで対応します。
型紙画面で袖を選択し、右クリック→『Clone as Symmetric Pattern ~』をクリック。
出来た型紙を任意の場所にドラッグ移動させます。
3Dビュー上は離れた位置に腕が生成される為、袖を腕にちゃんとかぶせてシミュレーション。


上着っぽくなりました。


生地の色も変えてみます。テクスチャーも貼れるようです。


真ん中のチャック部分の生地も作成しました。


ポケットのような物も作ります。
画面右上の『内部長方形』ボタンを押します。これは衣装に折り目やステッチを追加したい時に使うようです。ポケットらしい位置に長方形を描きます。


ポケットの長方形を選択し、右クリックから『パターンとしてクローン』をクリック。内部長方形と同じサイズの生地を生成したい為に行う事ですが、普通にコピペでは生成出来ないようなのでこの方法となっています。


シミュレーションでポケット部分をくっつけました。


生地のメッシュの粗さはシミュレーション属性の粒子間隔(mm)からコントロール出来ます。
数字が細かい程、ポリゴンも細かくなります。


OBJでエクスポートしMayaで質感を付けレンダリングしてみました。


ポリゴンはこんな感じ。実際に使用するとなるとリトポは必要になると思います。


ダウンジャケットも作ってみました。こちらはチュートリアル動画を見ながら3時間で制作しました。


Marvelous Designerのチュートリアル動画

Tutorial chaqueta burbuja en Marvelous Designer ::: parte 1

Tutorial chaqueta burbuja en Marvelous Designer ::: Parte 2

Marvelous Designer体験版もあるよ

Marvelous Designer 体験版もあるので興味のある方は試してみてください。
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