動画レタッチ。Autodesk Flameを使って、女優さんの肌を修正していくチュートリアル動画

Photoshopなどを使った顔のレタッチはPhotoshopをある程度触った方なら可能かと思います。
しかし、動画に対してのレタッチとなると、1秒間に30枚をレタッチする必要がある為、一気にレベルが上がる訳です。AfterEffectsを駆使すれば、動画のレタッチは可能ですが、Autodeskのコンポジットソフト『Flame』はいとも簡単に動画にレタッチを行う事が出来るようです。
今回はそのAutodesk Flameで女優さんのお肌をより滑らかにしていく動画をご紹介。


動画レタッチ対象は、Autodesk Flameの公式Youtubeのチュートリアルとして用意された女優さんの映像。実際にCMで使われた映像ではないかもしれませんが、レタッチ工程はほぼ一緒かと思います。

Autodesk Flameの作業画面です。CG加工をしていない生の映像はこんな感じ。個人的には既に十分肌が綺麗なように思いますがCM的にはNGなのかもしれません。この映像をどうやってレタッチしていくのでしょうか。

まず面積の大きい頬っぺたをレタッチしていきます。Autodesk Flame上でマスクのパスを描きます。後で調整やマスクの追加を行うので、わりとざっくりでいいんです。

その状態から、Autodesk Flameのトラッキング機能を活用します。『Auto Update Reference』と『Analyze』のボタンを押すだけで、内部で計算が始まります。すぐに計算が終わり、動画再生時に顔の向きが変わってもマスクが頬っぺたに張り付いたままをキープしてくれるようになりました。賢い!

そのマスクの範囲をこれでもかという位思いっきりボカシます。これが肌を綺麗にさせる為の材料となるわけです。マスクの境界線がくっきりしていますが、問題は無いです。

ボカシた肌の材料を生の映像に薄く乗せます。更に、マスクの境界線もボカす事で馴染ませます。

左の画像が修正前。右の画像が修正後。やはり個人的には修正前の方がいいとは思います。しかしCM的、女優さん的、タレント事務所的にはNGなのかもしれません。

っていうのをこんなにやります…。マスクの輪っかがいっぱい…。肌だけでなく、髪の毛も同様の処理を行って、滑らかに見せているようです。黄色いラインはその周辺に照明を足し明るく見せた状態だと思います。ある程度ですが、撮影後だってこんなちょっとした照明の追加も出来る訳です。

国内のCMでも、このタレントさん肌綺麗ー!と思う方も多いかもしれません。小生はこういった手法を知っているが故、『編集さん頑張ったな…』という労いの思いが先に来ます。

動画はこちら

Planar Tracker in Flame

上の動画はAutodesk Flame 2015を使用した物です。

こちらは最新のAutodesk Flame 2019を使用した、動画レタッチです。顔のほくろなどを消しています。
Beauty Retouch with A2Beauty – Part 1 – Flame 2019

こちらは実例

とあるアーティストがデモリールとして動画サイトにアップされていた実例です。肌をきれいにするのはもちろん、撮影後に照明を加えたり、髪の毛を滑らかに見せたりと、結構手の込んだ事をしています。
CM、PV等の映像に使われる技法。カラーグレーディングとレタッチを映像に施していくメイキング映像
141029_grading

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