簡単!Qt Createrを使ったMELウィンドウの作り方
MELでのウィンドウ作成は本当に複雑です。
しかし、Qt Createrを使えばイラストレーターでボタンを配置する感覚で
ウィンドウを作成する事が出来ます。
但し、Maya2011以降でしか使用出来ません。
ざっくりと手順を説明しておくと、
Qt Createrでウィンドウを作り、『~.ui』ファイルとして保存。
この『~.ui』ファイルをMELで読み込む。
という手順になります。
尚、今からご紹介する方法は、小生が勝手に調べつつ試した方法です。
皆さんが、実際に試される場合は自己責任でお願い致します。
まず、『~.ui』ファイル作成する為のソフト『Qt Creater』のインストール方法です。
Qt Creater ダウンロードページ
リンク先の下の方にQt Createrダウンロードコーナーがあります。
Qt Creator 2.4.0 for Windows (53 MB)をクリックします。
ページが移り変わり、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが始まらない場合は、緑色のリンクをクリックしてダウンロードします。
ダウンロードが終わり、実行すると、このような警告が出ます。
『実行』を押します。
規約が表示されます。内容を読み、『I accept the terms~』を選択し、『Next』を押します。
インストール内容が表示されます。そのまま『Next』を押します。
インストール先が表示されます。特に問題なければ、そのまま『Next』を押します。
スタートメニューの登録画面が表示されます。そのまま『Install』を押します。
実際にQt Createrでウィンドウを作ってみます。
例として、『ボタンを押したら、ポリゴンのスフィアが生成される』ウィンドウを作ります。
プロジェクトを作成します。
『ファイル→ファイル/プロジェクトの新規作成』かCtrl+nキーを押します。
新規作成のダイアログが表示されます。
『ファイルとクラス』から『Qt』→『Qt Designer フォーム』を選択します。
『Qt Designer フォームクラス』でも構いませんが、
MELには必要ない、『~.h』、『~.cpp』ファイルも生成されるようです。
テンプレートを選択します。どれでも構いません。
一番シンプルなMain Windowを選択しました。
プロジェクトの管理画面。ここは何の設定なのか分かりませんでした。
なにもいじらず、そっと『完了』ボタンを押しました。
ウィンドウ内に『Push Button』をドラッグ&ドロップしてボタンを自由に配置します。
ボタンの大きさ等も変える事が出来ます。
ボタンをダブルクリックして、任意のボタン名に変更しておきます。
ボタンが押された時の動作を入力します。
ボタンに『-command』というプロパティを追加し、
そこにボタンを押された時の動作を記述していきます。
記述方法は下記の通りです。
ボタンが選択されている状態で、
画面右側にある、緑の+マークを押して、『文字列』をクリック。
『ダイナミックプロパティを作成』ウィンドウのプロパティ名に-commandと入力します。
そこに、ポリゴンのスフィアを生成するMELコマンド『CreatePolygonSphere』を入力します。
Qt Createrで作ったウィンドウを『~.ui』ファイルで保存します。
下記のMELを実行します。
$uiName = `loadUI -uiFile “【保存した.uiファイルのパス】/~.ui"`;
showWindow $uiName;
ウィンドウが立ち上がりました。
『CreateSphere』を押すとポリゴンのスフィアが生成されるMELの完成です。
もっと突っ込んだ使い方等は、勉強中…。
もし、インストール、設定等で間違いがありましたら、
教えていただけると助かります。
【参考にしたサイトや動画】
AutodeskのArea内のQt解説動画
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません