合計186ページ!葛飾北斎による浮世絵描き方テクニック書『略画早指南』無料公開中

江戸時代を代表する浮世絵師『葛飾北斎』。北斎が描いた浮世絵は日本のみならず世界のアーティストにも影響されています。
その影響度はアメリカ合衆国の雑誌『ライフ』の『この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人』という企画で、日本人として唯一86位にランクインした程。

北斎の代表作は赤富士が描かれた『凱風快晴』、富士を背景に大きな波をダイナミックに描いた『神奈川沖浪裏』等、日本人であれば一度は目にした事があるはず。

葛飾北斎の代表作 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

引用元:Wikipedia

北斎流イラストレーションテクニック『略画早指南』

北斎が生んだ絵はこれだけでなく、生涯でなんと3万点以上の絵を描いてきたと言われています。
そんな北斎が、簡単に絵を描く為の『略画早指南』という入門書を作っていたのはご存知でしょうか。
その指南書を見てみると、四角や円などの幾何学形状を組み合わせた物をガイドにし、そこから絵を描いていくという内容。
また、へのへのもへじのように、字から絵を描いていく手法までも解説。
今の時代の誰にでも簡単に浮世絵が描けてしまいそうな内容になっています。では、北斎流イラストレーションテクニックとも言える、『略画早指南』をみてみましょう。

幾何学模様からイラストを描き上げるパターン


七福神風やダルマ風の人物もこんな幾何学模様の組み合わせで描ける訳です。


犬、リスなどの動物に至っても、北斎の手に掛かれば、このような図形の配置から描く事が出来ます。


一見複雑そうなロバ(?)に乗る絵も、この通り。

字のような物からイラストを描き上げるパターン


狩衣(かりぎぬ)を着た人物は、大きな『み』の字からスタートしています。


花魁(おいらん)風の女性は、『心』『千』等の文字や文字の一部を使用して描かれています。
お見事。


十二単(じゅうにひとえ)を着た女性もこの通り。『は』の文字が確認できますが、この文字を布のシワにしようとした発想が見事。

絵に使われた線画を分類してみたパターン



こういう分類まで解説されると、更に自分でも描けるんじゃないかという気になってきます。

『略画早指南』実は無料公開されています

『略画早指南』は三部構成になっているといわれており、その三部ともネット公開されています。

関連記事として、
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幾何学模様を使って、動物の写真からかわいいイラストを描く方法
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過去にご紹介した事があるので、よろしければこちらもどうぞ。

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