CGアニメ中に形状が崩れたらスカルプトで直しちゃおうというツール『mush3d』

CGモデルがアニメーション中に形が破綻したら、サクッと直しちゃいましょうというツール『mush3d』のご紹介。

3DCGソフトmush3dとは

mush3dとはアニメーションしているオブジェクトに対して、形状の破綻があれば粘土を調整するようにスカルプトを使って直すというツールの事です。

人型キャラをアニメーションしていると、身体の一部に予期せぬ変形を起こし形が破綻する場合があります。
よくある例で言うと、こちらの画像のように両腕を上げた際に、肩がつぶれる事があります。

腕を上げて両肩がつぶれてしまった例

本来であれば、こうならないように、アニメーションのキャラを作成する際は、3DCGソフト上で補助骨と言われる仕組みを導入したり、筋肉シミュレーションを行う等します。
そうやって形状の破綻を予防する為に、結構な手間と知恵を絞る訳です。

このmush3Dというソフトは、そういう仕組みを導入しなくても、破綻したらそのコマだけ見た目で直しちゃいましょうというソフトです。

mush3Dで実際に形状を直していく様子

先ほどの肩が潰れた例です。

腕を上げて両肩がつぶれてしまった例

そこから、スカルプト機能を使って、モリモリと修正していきます。下の画像では肩から大胸筋にかけて少しふっくらしたののがわかるでしょうか。

今度はジャンプ直前。大胸筋が四角く硬い感じになっています。

この大胸筋をなだらかにすることで自然な形になりました。

部分的に柔らかくする事も出来ます

このように、青く塗った部分の形状を柔らかくする事が出来ます。青く塗ってアニメーションさせるとブルンブルンと揺れる訳です。
こちらの画像であれば、激しい動きをした際に、乳揺れ、二の腕揺れが起こるようになります。

こんな応用も

羽ばたくドラゴンの翼の飛膜を青く塗ると、そこだけシワを寄らせる事が可能になります。

アニメーションのオブジェクトはMaya等の3DCGソフトで作ったAlembic形式のキャッシュデータで持ってくる事が出来ます。(カメラも持ってこれる的な記述もありました)
ただ、mush3dのマニュアルによると、サポートされている唯一のAlembic形式はOgawaで、Legacy形式のHDF5はサポートされていないとの事。

mush3d紹介動画

実際にmush3dの作業画面をキャプチャーした映像です。結構サクサクと修正出来ている事が分かります。

mush3dの公式サイト

デモ版も用意されているので、興味のある方は触ってみてください。
尚、販売価格は450.00ポンド。日本円で約64,000円になります。


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