CGの最新研究。『Siggraph Asia 2018』のモデリング、VRといった論文色々。

SiggraphというのはCGに関する最新の論文等が発表されるアメリカのイベントで、『Siggraph Asia』はアジア圏で開催されるイベントです。
2018年12月4~7日に東京有楽町で開催の『Siggraph Asia 2018』。
そこでも最新技術が発表されました。

『Siggraph Asia 2018』ダイジェスト動画

こちらは開催前に公開された『Siggraph Asia 2018』ダイジェスト動画。
SIGGRAPH Asia 2018 – Technical Papers Trailer

気になる映像もチラホラ出ているかと思いますが、ジャンル毎にいくつか掲載致します。

シミュレーション

GPU Optimization of Material Point Methods [SIGGRAPH ASIA 2018]


GPUを使い、高速にパーティクルシミュレーションする技術です。
ドラゴンが溶けるシミュレーションについて、Nvidia Quadro P6000 GPUを使い420万の粒子をわずか1フレーム10.5秒で計算しているそうです。

Hybrid Grains: Adaptive Coupling of Discrete and Continuum Simulations of Granular Media

モデリングとUV

Learning a Shared Shape Space for Multimodal Garment Design


CGで衣装を作成する為の技術。
今の衣装をCGで作る手順といえば、型紙情報を用意し、CGキャラクターに衣装を着させ、理想のシルエットになるように調整を繰り返すのが一般的です。
しかし、この論文では『理想のシルエット』を用意し、それに合わせて自動的に型紙を計算してくれるという技術が紹介されています。
用意する『理想のシルエット』は簡単なスケッチで、異なる体型にも簡単に再ターゲットされる点が魅力的な所。

[SIGGRAPH Asia 2018] OptCuts: Joint Optimization of Surface Cuts and Parameterization


自動的にUVを切る論文。
画面左がUVビュー、右がCGモデルです。UVビューはまるで生物の成長していくように展開していきます。

UVの理想的な切り方の一つとして、出来るだけテクスチャーの歪みが少なくする事があります。
よく使われるUV unfolding技術はUVの継ぎ目の長さを最小限に抑えますが、テクスチャーの歪みの増加を犠牲にしてしまうそうです。
OptCutsでは歪みを維持しながら、UVのつなぎ目を維持する両方の特性を持ちます。
3Dモデルに直接ペイントし、つなぎ目の形成するか除外するかの指定も可能との事。

UVエリアの隙間がもったいないと思ってしまいますが、サクッと切りたい時にはありがたいかも。

マテリアル

Position-Free Monte Carlo Simulation for Arbitrary Layered BSDFs

カーペイント、人間の皮膚といった現実世界の多くの素材は層をなしています。
それぞれの層の特性によって、複雑に光が影響し、それらしい材質に見えます。
CGではそれらを正確に計算する事は困難で、計算が重くなったり、制度を制限する近似が使われます。
この論文ではモンテカルロシミュレーションに基づいた効率的なBSDF(双方向反射率分布関数)を紹介。
…と、翻訳を読んでいますが、よくわかりません。

アニメーション

Aerobatics Control of Flying Creatures via Self-Regulated Learning (SIGGRAPH ASIA 2018)

VR

A System for Acquiring, Processing, and Rendering Panoramic LightField Stills for Virtual Reality


個人的にこのVRの映像が『すげぇ…』と思いました。写真がVRになっとると。
Goproを16個使ったカメラリグと、一般的な一眼レフカメラ2つを使ったカメラリグで撮影する2つの手法を紹介。
グーグルマップのパノラマビューでこういう写真が導入されたら、楽しくて永遠に見ちゃうかもしれない…。

この撮影された結果はSteamで無料公開されています。

その他の『Siggraph Asia 2018』論文

その他の『Siggraph Asia 2018』論文はこちらのサイトから閲覧する事が出来ます。
SIGGRAPH Asia 2018 papers on the web

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