発売中!『美術手帖 2016年8月号 キャラクター生成論 3DCG、VR――私たちの”リアル”はどう変わる?』

2019年8月20日

内容紹介

特集

キャラクター生成論
3DCG、VR――私たちの“リアル"はどう変わる?

3DCGやVRといった最新テクノロジーは、私たちのキャラクター観をどのように更新するのか。マンガやアニメが世代を問わず愛されている日本では、欧米のアニメで主流の3DCGモデルよりも、2次元的なキャラクター造形が志向されるなど、独自の表現が育まれてきた。しかし近年、SNSの普及によるコミュニケーションの変化や、体験性を重視するコンテンツの人気、映像表現の技術革新と呼応するように、キャラクターの“実在感"を追求する新たな表現が生まれている。VRによってまるで目の前にいるかのように立ち現れるキャラクターは、前号で特集した「2.5次元文化」と表裏一体をなすように、キャラクターと私たちを新たな関係へと導くだろう。

クリエイターや研究者の言葉を通して、キャラクター概念の現在に迫りたい。

SPECIAL FEATURE

キャラクター生成論
3DCG、VR――私たちの“リアル"はどう変わる?

PART 1

3DCGアニメーション
キャラクターに生命を吹き込む実践者たち

ポリゴン・ピクチュアズ
塩田周三 代表取締役社長インタビュー
アニメーション制作の流れ
瀬下寛之 『亜人』総監督インタビュー
片塰満則(造形監督)×森山佑樹(キャラクターデザイナー)対談
CREATORS FILE

サンジゲン
松浦裕暁 代表取締役社長インタビュー
アニメーション制作の流れ
『ブブキ・ブランキ』第八話誌上プレイバック
アニメーターの技に驚け このカットがすごい!
長崎高士(ポリゴン・ピクチュアズ)×瓶子修一(サンジゲン)対談
論考:非在化されたZ軸をめぐって-3DCGアニメ序説 塚田優=文

石岡良治のキャラクター文化「超」講義

PART 2

VR/ゲーム
人間とキャラクターを拡張するテクノロジー

PlayStation VR PS VR体験レポート 多根清史=文
PlayStation VR開発者に聞く 吉田修平
『サマーレッスン』開発者に聞く 原田勝弘×玉置絢
VRが拡張する人間の能力 暦本純一インタビュー
論考:キャラクターが立つ場所-日本のゲームは空間的リアリズムを意識しうるか さやわか=文

PART 3

2016年のキャラクター論
鼎談:伊藤剛×岩下朋世×さやわか キャラクターが拓く、表象文化の未来
論考1:すぐわかる! キャラクター論の展開 土屋誠一=文
論考2:「カワイイ」のテクノロジー 須川亜紀子=文
論考3:キャラクターは動員する 21世紀の「萌える」プロパガンダ? 辻田真佐憲=文

…………………………

Beautiful Inspiration Vol.17
Fernand Leger ANGELA×TOD’S
Photo by LESLIE KEE

特別掲載

露わにされた技法:今日の美術批評のいくつかの限界について
グラント・ケスター=文 大森俊克=訳

ARTIST INTERVIEW

奥村雄樹 Yuki Okumura 菅原伸也=聞き手

この雑誌について

世界のアートの最新トレンドをいつも敏感な読者にお届けする美術情報・批評誌

本書を手にした方のコメント

世界のアートを紹介している本書は『美術手帖』での、3DCGに関する特集は珍しいようです。
本屋で見つけたらチェックしてみたい内容ですね。

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美術手帖 2016年8月号
美術手帖編集部

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Posted by taketyu