Disneyによる短編CG作品『Paperman』とメイキング映像
Disneyによる短編CG作品『Paperman』。
非常にアニメーションがすばらしいです。
音声の無い作品ですが、流石はDisney。
表情、しぐさで人物の気持ちや状況がよく分かります。
メイキング動画はコチラ
この制作手法についてWEBアニメスタイルのHPに詳細が記述されていました。
ジョン・カーズ監督によると、これは3DCGのアニメーションに
2Dのドローイングを重ねるという新技術によって、作られているのだそうだ。
具体的には、3DCGのモデルを作り、それを使って3DCGでアニメート。
そうして作られた映像を液晶モニターに映し出し、今度は2Dアニメーターが
その上に直接、輪郭線等を描き込むのだ。描き込まれた線は
ベクターデータとして処理され、3Dモデルが動くと、
それに張りついたまま動いていく(こうした技術の実現のために新しいソフトが開発された)。
全体のなめらかな動きは3Dアニメーターが作り、輪郭線や髪の毛、服のしわなどの
ディテールやフォルムの部分は2D担当者が詰めていく、というハイブリッドのスタイルだ。
その上で光源等の処理を重ねて、結果「いい感じ」のフォルムと
クラシックなセルルックをもった映像が完成している。