砂もゼリー状も!低価格粒子シミュレーションソフト『Storm // Granular Solver』リリース

2019年4月7日

海外のCGプロダクション『Scanline』のアーティストSebastian Schäfer氏によって開発された粒子シミュレーションソフト『Storm 』がリリースされました。


Storm は殆どの3DCGソフトと互換性があり、結構安価な粒子シミュレーションソフトとなります。

『Storm』の機能紹介

Storm // The granular solver

このソフトは高度にマルチスレッド化されていて、現在の標準的なワークステーションで『数百万の粒子をリアルタイムで表示』出来る高速のビューポートディスプレイを備えているとの事。
剛性と拘束力をコントロールでき、砂からゼリーといった素材をシミュレート出来るとの事。将来的にアニメーションコントロールの対応が予定されているようです。
OBJファイルをインポートし、完成したシミュレーション結果をAlembic .abcキャッシュ、またはKrakatoaの.prtフォーマットまたはRealFlowの.binフォーマットのパーティクルとしてエクスポート出来るそうです。

紹介動画を見ると、内容によりますが、シミュレーション時間は数十分から十数時間のものがあるようですね。
ビューポートの右下に『sim time』という表示が出ています。

Stormについて

販売価格は279.00ドルです。

ライセンスの種類

ノードロックライセンスシステムとなるようです。

ライセンスの受け取り方法

Stormをインストールしてインストーラを実行し、指示に従ってください。
インストールしたら、Stormを起動します。有効なライセンスが見つからない場合は、マシンIDをsales@blackbox-vfx.deに送信するよう求めるメッセージが表示されます
ライセンスファイルを受け取ったら、Stormインストールでファイルをコピーしてください

Stormのデモ版の制限について

デモ版ではパーティクルのエクスポートやシーンの保存を無効になっています。
それ以外には、時間制限はなく、好きなだけ遊ぶことができます。

Stormから受け取る更新はいくつですか?

Stormには複数の改善を計画していたようで、新しいアップデートが無料で手に入ります。
主要なアップグレードがあった際は有料でアップデート出来るようです。

Stormについての質問は、どこで聞くことができますか?

Stormのフォーラムに関するセクションがあります。開発者とユーザーのアドバイスを聞くことが出来ます。

Stormの次の機能は何ですか?

開発者にはたくさんのアイディアがあるようです。Stormの中でアニメーションコントロールを用意し、それをマルチソルバーシステムに変換する予定。改善追加機能はフォーラムに投稿すべしとの事。

StormがサポートしているOS

今はStormはWindowsのみです。但し、これは間もなく変わる可能性があります。

Stormの最低/推奨PC要件は何ですか?

Stormは複数のワークステーションやノートPCでテストしているようです。Stormは軽いプログラムで、ほとんどのPCで実行できますが、重いシミュレーションの場合は十分なメモリが必要になります。デモ版をダウンロードして無料でテストしてみてくださいとの事。

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