Unreal Engine 5の驚異的パワー。1000万ポリゴンのワンちゃんを1000個置いても60fps。
インディーゲームの開発者がUnrealEngine5を使ったテスト動画をアップしました。
UE5で1000万ポリゴンのワンちゃんを1000個置いた結果
その動画とは愛犬のZiggyを3DスキャンによってCGポリゴン化し、UnrealEngine5で表示してみたというテスト。1000万ポリゴンのZiggyのCGモデルを、UnrealEngine5上で1000個配置した訳ですが、60fpsで動作したとの事。
サクサク動いていいますね。カメラが引いた時に『おぉ…凄いな…』と思ってしまいました。
ここに100億ポリゴンが表示されています。これがリアルタイム描画されている訳です。
使用されているグラフィックカードは『Evga RTX 3070 XC』との事。そこそこのスペックのものです。
制作期間と費用について
このZiggyのCGモデルの制作時間について、122枚の写真を撮るのに約10分。RealityCaptureを使用し3D化するのに21分。モデルデータとテクスチャーを出力するのに$1.68ドル。
こんな短時間と低予算でモデルデータが出来、UnrealEngine5上でサクサクと表示させることが出来る為、『私たちはグラフィックの新時代に引きずり込んでいる』と述べています。
これはUnrealEngine5の新機能のNaniteによるCGメッシュ。膨大なポリゴンデータを高速表示する事が出来ます。
Naniteのポリゴン表示速度は従来型より3倍高速化
GTX 750 tiでテストした所、従来型のポリゴン表示より3倍高速化されていたとの事。
愛犬ZiggyのCGモデルは無料公開中
太っ腹な事に、ZiggyのCGモデル(FBX形式)がSkechfabにて無料公開されています。
4mil_Ziggy_Model – Download Free 3D model by ionizedgames (@ionzedgames)
Skechfabのアカウントを持っていれば、上記のリンク先の『Download 3D Model』からダウンロードする事が出来ます。