Unreal Engine 5の驚異的パワー。1000万ポリゴンのワンちゃんを1000個置いても60fps。

2021年6月1日

Unreal Engine 5の驚異的パワー。1000万ポリゴンのワンちゃんを1000個置いても60fps。

インディーゲームの開発者がUnrealEngine5を使ったテスト動画をアップしました。

UE5で1000万ポリゴンのワンちゃんを1000個置いた結果

その動画とは愛犬のZiggyを3DスキャンによってCGポリゴン化し、UnrealEngine5で表示してみたというテスト。1000万ポリゴンのZiggyのCGモデルを、UnrealEngine5上で1000個配置した訳ですが、60fpsで動作したとの事。

サクサク動いていいますね。カメラが引いた時に『おぉ…凄いな…』と思ってしまいました。

ここに100億ポリゴンが表示されています。これがリアルタイム描画されている訳です。

使用されているグラフィックカードは『Evga RTX 3070 XC』との事。そこそこのスペックのものです。

制作期間と費用について

このZiggyのCGモデルの制作時間について、122枚の写真を撮るのに約10分。RealityCaptureを使用し3D化するのに21分。モデルデータとテクスチャーを出力するのに$1.68ドル。

こんな短時間と低予算でモデルデータが出来、UnrealEngine5上でサクサクと表示させることが出来る為、『私たちはグラフィックの新時代に引きずり込んでいる』と述べています。

これはUnrealEngine5の新機能のNaniteによるCGメッシュ。膨大なポリゴンデータを高速表示する事が出来ます。

Naniteのポリゴン表示速度は従来型より3倍高速化

GTX 750 tiでテストした所、従来型のポリゴン表示より3倍高速化されていたとの事。

愛犬ZiggyのCGモデルは無料公開中

太っ腹な事に、ZiggyのCGモデル(FBX形式)がSkechfabにて無料公開されています。

Skechfabのアカウントを持っていれば、上記のリンク先の『Download 3D Model』からダウンロードする事が出来ます。

スポンサーリンク