パースが苦手な人向け!3DCGを活用して背景を含む2Dイラストを描く様子が分かる動画

2019年4月7日

3DCGを活用して背景を含む2Dイラストを描く様子が分かる動画です。
映画やゲームの絵の雰囲気を決めるコンセプトアート等では一般的な手法ではありますが、趣味でイラストを描いているという方には分かりやすい動画かと思います。

パースとは

パースとはざっくり説明すると、建物の屋外、屋内を立体的に描いた絵の事で、イラストを描く際の背景等がそれにあたります。

3DCGソフトを使わない場合、一点透視法、二点透視法といった、遠近法が分かる透視図というガイドラインをイラストを描く前に敷き、それを元に建物等を描いていきます。

3DCGソフトを使えば、サイズ感さえしっかりしていれば、遠近法を自動で計算してくれる為、透視図を敷く必要がありません。

  • キャラのイラストは得意だけど、背景は苦手…。
  • 背景イラストの作業スピードを上げたい!
  • より正確なパースを描きたい!

という方には参考になる動画かと思います。

3DCGを活用して2Dイラストを描く様子が分かる動画『Omiyage』

このイラスト参考動画はSketchUpとV-Rayという3DCGソフトを使用しています。
SketchUpは建築向けの無料の3DCGモデリングソフト、V-Rayはリアルな質感を出力する為の高価(約4万円/年)なレンダリングソフトです。
レンダリングを行わなくても、パースのガイドとなる絵は出力されますが、無料でリアルな影や質感をある程度出力させたい場合は

Omiyage – Drawing Timelapse Video

スクリーンショット

SketchUpでのモデリングです。SketchUpは建物を作る事を得意とした3DCGソフトなので、素早く建物を作る事が出来ます。

店内のオブジェクトも簡単にモデリングしています。

反対側に同じお店をコピーし、ライティングを行います。

こちらはVrayでレンダリング出力された絵です。太陽光をシミュレートし、現実に近いライティングがされています。

レンダリング出力された絵に対してキャラを描き込んでいきます。

背景にもディティール、汚れの追加といったレタッチを行い、絵を仕上げていきます。

SketchUpはインストールをしなくても使えます

SketchUpは現在、3種類のラインアップが用意されています。
Webブラウザ上で使える、SketchUp Free。
インストールして使う、無料版のSketchUp Make。商用はNG。
インストールして使う、有料版のSketchUp Pro。商用はOK。

SketchUP FreeならWebブラン座上で試せる

お試しで触るにはSketchUp Freeがちょうどいいかと思います。登録も必要ありませんでした。

インストールが必要なSketchUPはこちらからダウンロード出来ます。

無料でリアルなライティングの絵を出力したいという場合は、3DCGフリーソフト『Blender』を使用するというのも手かと思います。覚えるのは大変かもしれませんが、急がば回れです。

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