頭蓋骨から肉付け!男性の頭部をZBrushで作成するメイキング動画
海外のアーティストが男性の頭部をZbrushで作成するメイキング動画をアップしました。
この青い肌のキャラクターはアメコミX-MENのキャラクター『Nightcrawler』というキャラクターのようです。
Zbrush(ズィーブラシ)とは
Zbrushとはスカルプトソフトと言われる、粘土造形をするような感覚でモデリング出来るソフト。
非常に細かいディティールまで作れる為、ハリウッド映画のCG制作等にも使用されています。
それほど活用されていながら、価格10万数千円(ボーンデジタル価格)と頑張れば手が届く為、
趣味レベルのユーザーにも購入されています。
無料版のスカルプトソフトもあります
Zbrushが高くて購入出来ない!という方には無料版のスカルプトソフトもあります。
Zbrushを開発しているPixologicがリリースする『Sculptris(スカルプトリス)』。
国内のCGソフト販売代理店『Oak』のHPからダウンロードする事が出来ます。
Zbrushほど高機能ではありませんが、初心者には丁度よい使い勝手かと思います。
Nightcrawler – 3D Breakdown
スクリーンショット
頭蓋骨に眼球を入れた所からスタートします。
粘土のように形状を引き伸ばしや編集が出来るダイナメッシュというモードで作業しています。
頭蓋骨に沿って肉付けしていきます。
顔の筋肉の流れを意識して描きこんでいます。
マネキンっぽい頭部になってきました。
鎖骨周辺まで形状を伸ばしていきます。
目の周辺を作っていきます。
眉間辺りにある3つのポッチは、冒頭の頭蓋骨がまだ出ている為のようです。
目の周辺を更に描き込んでいき、頭蓋骨のポッチも消していきます。
鼻から口にかけて作りこみ中。
だいぶヒトらしくなってきました。
目の周りを更に作りこんでいきます。
ダイナメッシュのままだと結構なポリゴン数になる為、
リトポといわれる、ポリゴンを綺麗にする作業が行われます。
恐らく、Zbrushで自動的にリトポする機能『ZRemesher』が使われているかもしれません。
綺麗にしたポリゴンの顔を更に細分化させ、毛穴やシワを書き込んでいきます。
作成した形状を3dsMaxに取り込み、質感、ライティングを設定したようです。
毛穴やシワはバンプマップやディスプレイスメントマップとして取り込んでいると思われます。
完成した画像がこんな感じ。
頭蓋骨から肉付けして作成していく方法も、作業のスピードを上げるテクニックの一つですね。
勉強になりました。