CG、CAD用の正確なライト情報を生成するツール『Real IES 3.0』
CG、CAD用の正確なライト情報を生成できるツール『Real IES 3.0』がリリースされました。
IESとは
IES(Illuminating Engineering Society)とは照明の特徴を収めたテキストデータの事です。
照明器具の特徴を正確に表現出来る為、CGやCAD等の主に建築分野で活用されます。
尚、IESファイルは各社照明器具メーカーのHPからダウンロードする事が出来ます。
画像の左のライトはIESファイルを使ったCGのライト。
IESファイルは照明メーカーからダウンロードしました。
画像の右のライトはVRayのRectLight。IESファイルと同じ光の強さにしています。
ライトはどちらも高さ2mの位置から真下に向かって照射しています。
左のIESファイルを使ったライトの方は、ライトの広がり方が年輪のような強弱があり、ショールームっぽいライトになっているかと思います。
IESファイルを活用すると、こういったライトを作成することが出来ます。
IESファイルを扱えるレンダラーはArnold、V-Ray、Maxwell Render等。また、UnrealEngine、Unity(プラグインが必要)でも扱う事が出来ます。
『Real IES』について
正式リリースされた際の紹介動画が公開されていました。
しかし、実際に動作している画面が登場しないので、パッと見どうやってIESファイルが作られるのか分かりにくいかもしれません。
Photometric ies Lights for Renders and Videogames
『Real IES 3.0 Beta版』の動画になりますが、実際に動作してるので、どんな操作感なのか分かるかと思います。
Real IES 3 Beta – announcement
この動画を YouTube で視聴
『Real IES』はこういった方に向いてるかも
- インテリア関係のお仕事をしている。
- 室内のCGを作成する必要が出てきた。
- IESファイルを扱っているが、照明器具メーカーのHPから探すのは種類も莫大で面倒。
- ライトの形を思い通りにデザインしたい。
価格もお手頃。ライセンスの融通もききます
価格は59.99ユーロ。約7,800円前後。
尚、今後のアップデートは無料。前バージョンとなる『Real IES 2.0』をお持ちの方は無料で『Real IES 3.0』にアップグレードすることが出来ます。
また、1ライセンスで複数のマシンにインストールし、1日1台のマシンでライセンスを有効にする事が出来るそうです。
『Real IES』について2018年11月10日追記
『Real IES』の中の人からコメントをいただきました。
『Real IES』では今後いくつかの新しいビデオチュートリアルをリリースされる予定との事。
また、ユーザーマニュアルはいつでも参照する事が出来るとの事です。
ユーザーマニュアルについてはこの記事の下に記載しておきました。
ディスカッション
コメント一覧
Hi, thank you for the review!
We are going to release some new video tutorials in the next future, but you can always refer to the user manual. I don’t put direct links to avoid to look spammy, but you can find the link to the .pdf in the footer of Real IES website.
Cheers!
Thank you!