【CG】 フェアレディーZ 仕上げ加工工程
フェアレディーZの仕上げ加工工程をご紹介。
あくまでも我流の方法ですので参考程度にお願いします。
写真撮影されたような画像にしたい為、
下記の2つの処理を行います。
・若干のボカシを加える。
実際にカメラで撮影された写真には、たとえピントが
ピッタリ合ったとしても、若干のピンボケが残ります。
一方CGは輪郭線等がパッキリとした画像なので、
ボカシを加える事で再現します。
・写真撮影時に出るようなノイズを加える。
実際にカメラで撮影された写真には、薄いノイズが現れます。
これをフィルムノイズといいます。
殆どのCGには、フィルムノイズは発生しません。
CGにフィルムノイズを加えて自然な仕上がりにします。
これがレンダリングされたオリジナルの画像。
これを加工していきます。
画像をクリックすると拡大されます。![]()
左がレンダリング画像の全体図。
右がレンダリング画像のオリジナルサイズ。
プリントアウトを考慮した為、かなり巨大な画像です。
その為、ヘッドライトの部分だけ表示。
【まず、全体にボカシを加える】![]()
カメラでのピンボケを再現します。
ちなみに、この画像では分かりにくいですが、
背景画像に合わせ、車体の奥の方は
ボカシを強めに適用しています。
折角細部まで作ったCGに
ボカシを加えるのは、もったいない気もしますが、
リアリティーの為です。我慢しましょう…。
【ヘッドライトの色味を調整】![]()
ヘッドライトの色味が青すぎて若干違和感がありました。
その為、ヘッドライトのみ、彩度を落とし、
グレーに近い色に調整しました。
これは、レンダリングミスによる調整なので、
本来は必要ないかもしれません…。
【車体全体の色味を調整】![]()
車体の色が背景と馴染んでいませんでした。
馴染ませる為、色味・彩度を調整し、背景と馴染ませるようにしました。
【画像全体の色味を調整】![]()
画像を自分の好みの色味に調整。
明るさ・コントラスト・色調・彩度を調整。
小生は、暖色系の色味が好みなので、
若干赤みを加えています。
【フィルムノイズを加える】![]()
カメラ撮影時特有のフィルムノイズを加えます。
Photoshopでレイヤーを追加し、そのレイヤーを
白く塗りつぶし微量のノイズを加えます。
更にそのノイズにボカシを若干(小生は1px)加え、自然なノイズにする。
そのレイヤーを乗算モードで合成。
これで完成。
まぁ、我流ですが…。
参考程度にでもなればと思います。

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