変形する猫が凄い。短編CG作品『The Food Thief』。メイキング映像も。
短編CG作品『The Food Thief』
まず、短編CG作品『The Food Thief(食料泥棒)』をご覧ください。
The Food Thief – Teaser Shot
食べようと思っていたお魚の料理が突然消え、落ちてきたお魚の骨にノックダウン。
気付けばそこに猫の足跡が…。
この短編CG作品の中で、自在に変形している猫のキャラクターですが、質感がリアルな為、まるでエイリアンを見ているかのようですね…。
この猫のキャラクターは当然CGなわけですが、どういう仕組みで動いているのでしょうか。
このメイキング映像も公開されています。
こちらが『The Food Thief』のメイキング映像
The Food Thief RIGG – Technical breakdown.
結論から言うと、CG屋からすると、メイキング映像を見ても、凄すぎて訳が分かりません。
キャラクターの周りにある、リグと呼ばれるカーブオブジェクトを移動し、キャラクターの表情やポーズを変えていきます。
しかし1体のキャラクターからこれだけの表情を付けられるリグはなかなか思いつきません。
通常、これだけの表情が必要になった場合は、別モデルとして作る事が一般的かと思います。
本編動画の作風は不気味かもしれませんが、あえて1体のキャラクターからあれだけの表情を作成する事でどれだけ技術が高いかという事が分かります。
リグを勉強したい方は動画から仕組みを研究してみるのもいいかもしれません。
Mindbenderが制作
この短編CG作品『The Food Thief』はスウェーデンにあるアニメーションスタジオ『Mindbende』が制作されたようです。
『Mindbende』は複雑なアニメーションを得意としているのか、今回の『The Food Thief』のようなアニメーションの仕組みを7年前に制作されています。
こちらが7年前に公開された、キャラクターアニメーションのCGメイキング動画。
『The Food Thief』と同じような仕組みになっていることが分かりますね。
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