踊る餅。コマ撮りアニメのミュージックビデオ『Fly feat.79,中村佳穂』アナログとハイテクを活用。

2019年4月7日

なぜかついつい見てしまうミュージックビデオを見つけてしまいました。お餅が踊るんです。
どうやって撮影されているか気になりませんか?

踊る餅。コマ撮りアニメのミュージックビデオ『Fly feat.79,中村佳穂』

imai / Fly feat.79,中村佳穂

imai / Fly feat.79,中村佳穂

橋本麦氏のミュージックビデオです。

ついつい見ちゃいますよね。お餅達のダンスが曲に合っているようにも感じます。
CGなのか手作業なのか、撮影前に撮影方法を検証するプレビズは作ったのでしょうか。

その答えはメイキング映像と記事にあります。

Fly feat.79,中村佳穂のメイキング映像

撮影は力業。その場の発想。

結論から言うと、このミュージックビデオは一コマ一コマ三脚とカメラを移動しながらアナログで撮影され、プレビズは作成していないそうです。
もっと言うと、カメラワークやお餅達の動きは、その場で展開を考えながら撮影されたというから驚きです。

実は使っていたハイテク技術

ただ、一点ハイテク技術を使っていました。
位置情報を検出出来るVive Trackerを使ってカメラの位置とアングルをトラッキングさせる事。
また、ストップモーション作成ソフト『Dragonframe』とVive Trackerで取得した位置情報連動させる専用ツールを使っていたとの事。
その様子は動画で公開されています。

CamGraph – Fly 2H2

プレビズを使わない理由

通常なら、撮影前にカメラや餅の動きを検証うプレビズという物を作るわけですが、あえて作らなかった理由も語られています。

橋本麦氏が過去作でクレイアニメーションを作られた時に、プレビズを作ったそうです。しかし、撮影作業がプレビズを再現する『人力レンダリング』に感じられて辛すぎて泣いた経験があるそうです。

音楽の波形の上に図形譜のようなものを描き込んで、タイミングのガイドにしつつ、その場で動きを考える手法を取ったそうです。

たしかに、その撮影方法の方が何だか楽しそうですよね。

コマ撮りアニメのミュージックビデオ『Fly feat.79,中村佳穂』メイキング記事

その他メイキング記事が大ボリュームで掲載されていますので、ご覧になってみてください。

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