ついにWindowsでApple ProRes形式の正式書き出しが可能に!最新Adobe製品で対応。

2021年7月8日

ついにWindowsでApple ProRes形式の正式書き出しが可能になります!

Apple ProRes形式とは

Apple ProRes形式とは映像業界で広く使われる高品位な映像形式との事です。
映像を高品位のまま不可逆圧縮を得意としています。
その性能は素晴らしいものですが、今まではMacからでしか正式に書き出す事が出来ませんでした。

実は、裏技を使ってWindowsでも出力する事は出来ますが、Apple非公式の方法ではありませんでした。

ついにWindowsでApple ProRes形式の書き出しが可能に!

AdobeはWindows10上でApple ProResをエクスポートするための新しいサポートを発表しました。
最新のAdobe Creative Cloudアップデートにより、Adobeの下記のビデオアプリケーションで出力が出来るようになります。

  • Premiere Pro CC
  • After Effects CC
  • Adobe Media Encoder CC

アップデートは、Creative Cloudデスクトップアプリケーションから利用できます。

Apple ProResは、高品質で高性能な編集のためにAppleによって開発されたコーデック技術です。
これは、プロのポストプロダクションで最も一般的なコーデックの1つであり、制作、配信、およびアーカイブに広く使用されています。
Adobeは、Premiere ProとAfter Effectsを使用してポストプロダクションのプロフェッショナルにProResのエクスポートを提供するためにAppleと協力しました。
MacOSとWindows上でのProResのサポートにより、Adobe Media Encoderによるサーバーベースのリモートレンダリングを含む、ビデオ制作の合理化と最終出力の簡素化を支援します。

ProRes形式は数種類あるわけですが、ProRes 4444とProRes 422のようです。ProRes Raw形式に関しては確認できませんでした。

ただ、Windowsユーザーは悩ましい所

WindowsのProRes書き出し対応は喜ばしい事ですが、『えぇ…このタイミングで…』というのが正直な所。
ProResはQuickTime形式な訳ですが、2016年4月にApple社がWindows版のQuickTimeはサポート終了を告知した為。
セキュリティーに問題がある為、米国コンピュータ緊急事態対策チームはWindows版のQuickTimeのアンインストールを推奨を発表しています。
国内の映像業界でもWindows版のQuickTimeの代替品を検討されているかと思います。
そんな中での、ProResの対応。喜んでいいのか微妙な所です。

WindowsでのProRes対応の詳細はこちら

スポンサーリンク