コンテンツに応じた塗りつぶし が魅力 AfterEffects CC16.1

2019年8月2日

コンテンツに応じた塗りつぶし が魅力の AfterEffects CC 16.1リリース
コンテンツに応じた塗りつぶし が魅力の AfterEffects CC 16.1リリース

AfterEffects CC 16.1がリリースされました。新機能の一つとして、『 コンテンツに応じた塗りつぶし 』という映像の不要な要素を消す技術が追加されました。紹介動画を見ると分かりますが、結構凄い機能だと思います。

Photoshopには修復ブラシという機能が付いていますが、 AfterEffects CC 16.1の『コンテンツに応じた塗りつぶし』 はそれの映像版と言えます。

AfterEffects CC 16.1 の 『コンテンツに応じた塗りつぶし』 の紹介動画

AfterEffects CC 16.1の コンテンツに応じた塗りつぶし で実際に作業している様子

How to Use Content Aware Fill in After Effects | Adobe Creative Cloud

コンテンツに応じた塗りつぶし によってバレ消しが楽になりそう

『バレ消し』とは映像業界の専門用語で、映像に映った必要のないものを消す作業の事。綺麗な背景に小さく映った人物だったり、無人島の設定である海岸に映ってしまった人工物等、欲しい映像に必要としない要素が入ってしまうものです。これを消す作業の事を言います。

本来なら、マスクで不要な要素を消し、消した部分にその要素が無くなった画像や動画をトラッキング等を駆使し、違和感なく合成する必要があります。静止画ならPhotoshopで簡単に消せますが、動画は1秒間30コマを処理する必要がある為、大変な作業な

しかし、 AfterEffects CC 16.1の『コンテンツに応じた塗りつぶし』の紹介映像を見ると、そんな苦労がかなり軽減される事が分かります。

専門的な知識が必要になる作業ですが、ちょっとした『バレ消し』なら、映像関係者じゃなくても簡単に消せるかもしれませんね。

AfterEffects CC 16.1のその他の新機能説明はこちら

機能の概要 | After Effects(2019 年 4 月リリース)- Adobe公式サイト

映像の顔のレタッチはこんなに大変

CMやPV等で出演者の顔をより綺麗に見せるために、映像に対してレタッチを行う事があります。AfterEffects CC 16.1の コンテンツに応じた塗りつぶし では簡単に顔のシミやホクロを消せそうですが、その機能を使わなければ結構大変な事になります。

実際に海外のCM出演者の顔のレタッチを行っている映像があります。よろしければ、ご覧ください

CM、PV等の映像に使われる技法。カラーグレーディングとレタッチを映像に施していくメイキング映像

CM、PV等の映像に使われる技法。カラーグレーディングとレタッチを映像に施していくメイキング映像
CM、PV等の映像に使われる技法。カラーグレーディングとレタッチを映像に施していくメイキング映像

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