Softimageで使える無料セル表現ツール『User Normal Translator』。本村C純也氏とGOTETZ氏が開発。

2019年4月28日

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情報提供:本村C純也様

ゲーム『ギルティーギア』を手掛けるアークシステムワークス株式会社。
同社のリードモデラー本村C純也氏と
フリーランスのテクニカルアーティストであるGOTETZ氏が開発された、
Softimage用の法線編集用プラグイン『User Normal Translator』のご紹介。

法線編集用プラグインの用途

3DCGのセル調表現において法線の編集は、2Dアニメに近い、
明部・暗部の綺麗な階調を表現をする上で大事なテクニック。
法線方向によって階調の境界線が決まってくる為です。
しかし、大量にある法線をチマチマと整頓するのはとても大変な作業。
プラグイン『User Normal Translator』はそれを簡単に設定するツールのようです。

諸事情により掲載が遅れてしまいましたが、頂いたプレスリリースを引用さえて頂きます。

プレスリリースより

Softimage用頂点法線編集ツール「User Normal Translator」のご紹介

User Normal Translatorは、昨今ゲームグラフィックスなどで
注目が集まっている法線編集作業をサポートするツールです。
Softimageの各種法線編集ツールの有効性はすでに定評のあるところですが、
本ツールはそれをさらに拡張、補完するものです。

本プラグインは、ギルティギアXRDなどで知られるアークシステムワークス株式会社のリードモデラー
本村C純也(発案)とフリーランスGOTETZ氏(設計・開発)の
個人プロジェクトとして制作し、無償にて一般公開したものです。

近年ニーズが高まりつつあるリアルタイムでのトゥーン表現において必須な法線編集。
これを強力にサポートする機能を各種取り揃えています。
法線の移動、スケール、球状化、スムーズなど、これまでのデフォルトのツールでは
難しかった法線処理が簡単な操作で効率的に行えます。

主な機能:

・法線ベクトルの加算編集
・法線ベクトルの乗算編集
・法線ベクトルの球状化編集
・法線ベクトルのスムージング
・法線情報と頂点カラー情報の相互変換
・その他補助的機能各種
・日本語、英語、両対応

『User Normal Translator』紹介動画

ダウンロード方法:

1)下記「ダウンロードURL」からGithubのリポジトリにアクセス
2)UserNormalTranslator.xsiaddonの項目をクリックしてページに移動
3)コードの右上にある『Raw』ボタン上で右クリック
4)表示されたポップアップメニューから保存を選択

ツールダウンロードURL:https://github.com/Gotetz/UserNormalTranslator

インストール方法や操作方法などについてはユーザーガイドを参照してください。
※インストールされたアドオンのフォルダ内にガイドも含まれています

注意事項:

・本プラグインはSoftimage2012以降にて動作確認をしています
・本プラグインの著作権は開発者のGOTETZ氏に帰属します

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Mayaにはこんなすんばらしいツールは無いものか…。

本村C純也様、情報提供ありがとうございました。

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