世界で最も精巧な頭部CGモデルデータ。東大が無償公開されたのでダウンロードしてみた。
世界で最も精巧な頭部CGデータを東大が無償公開しました。
小生もダウンロードしてみました。
-2021年6月15日追記-
現在はダウンロードが中止になっています。再開されるといいんですが…。
現在はダウンロードが中止になっています。再開されるといいんですが…。
1200時間が費やされた頭部CGモデルデータ
この頭部CGデータは、最新のCG技術と脳神経外科医の知見を集約し、医療の現場に必要とされるレベルの情報を3DCGとして作製されています。
脳神経外科医3名と3DCGモデラー4名によって開発され、延べ1200時間以上費やされたとの事。
作成された3DCGは1000パーツ以上となっていますが、今後随時アップデートされていくそうです。
脳のCGデータは脳皮質、脳幹、脳神経といった15個の部位に分類されており、OBJデータの数は2,216個ありました。
Mayaデータに全て統合してみましたら、3.1GBものシーンデータになりました。
ポリゴン数は三角ポリゴン換算で約9,300万ポリゴンありました。
分類された頭部CGモデルをレンダリングしてみました
大脳皮質・小脳皮質のCGモデルデータ
オブジェクト数が少ないように見えますが、91個のポリゴンデータで構成されています。
大脳の一部を非表示にすると、この通り中のパーツまでモデルデータが存在します。
そしてこちらが小脳のCGデータです。
脳槽のCGデータ
この木の根っこのようなパーツは、脳槽との事。7個のポリゴンデータで構成されています。
硬膜のCGデータ
脳の外側にある脳膜とその他は27個のポリゴンデータで構成されています。
世界で最も精巧な頭部CGモデルデータのダウンロードはこちら
DOWNLOAD | 東京大学脳神経外科 頭部3DCGデータベース
太っ腹な無償公開関連
シカゴ美術館が著作権保護期間の切れた芸術作品52,400点がウェブで無料公開しています。
また、歴史的な石膏モデルの3Dデータを著作権の制限なしに無償公開しています。