Gaea – 山のCGモデルを作るツール。無料版も。

2021年8月21日

Gaea - 山のCGモデルを作るツール。無料版もあるでよ。
Gaea – 山のCGモデルを作るツール。無料版もあるでよ。

山のCGモデル生成ツール Gaeaについて

Gaea機能紹介ムービー

QuadSpinner Gaea – Hero Mountains

QuadSpinner Gaea - Hero Mountains

スクリーンショット

Gaeaではノイズ、浸食等のノードを使って山のCGモデルを生成する事が出来ます。

雪のテクスチャーをシミュレーションした様子
雪のテクスチャーをシミュレーションした様子

生成した山のCGモデルは他CGソフトにエクスポートする事が可能です。

Gaeaから山のCGモデルをエクスポート
Gaeaから山のCGモデルをエクスポート

他CGツール等で植栽や岩、霧といった要素を追加した状態です。

他ツールも使った完成画像
他ツールも使った完成画像

Gaea をちょっと触ってみました

Gaeaをインストール。何やらダイアログが表示されますが、よくわからないので、右上の『Create a terrain(Graph)』を押しました。

起動の度に現れるダイアログ
起動の度に現れるダイアログ

山とノードが表示されました。
Gaeaはノードを繋げて山を作るようです。

GaeaのUI
GaeaのUI

Y軸のマウス操作を変更

ビューポート(山が表示されている画面)を操作した時にY軸の操作が他ソフトと逆で操作しにくい状態でした。
その為、オプションを変更し、Y軸の操作を反転させることにしました。

方法は簡単で、左上のGaeaのボタンからPreferencesを選択。
そしてVIEWPORTのタブを押し、Invert Y-axisにチェックを入れます。

Gaea→Preferencesをクリック
Gaea→Preferencesをクリック
VIEWPORTタブ→Invert Y-axisにチェック
VIEWPORTタブ→Invert Y-axisにチェック

山の形状を調整してみる

Gaeaを立ち上げた直後の山の形状、3つのノード( Mountain→Displace→Erosion )が繋がっていました。

Gaea 起動直後、デフォルトの山が表示されていました。
Gaea 起動直後、デフォルトの山が表示されていました。

試しにノードを追加してみましょう。

左のメニューから、Noiseノードをドラッグアンドドロップで持ってきます。

デフォルトの山にノイズノードを入れてみる
デフォルトの山にノイズノードを入れてみる

DisplaceのOutputをドラッグアンドドロップし、NoiseのInputに繋げます。

ノイズノードを繋げる
ノイズノードを繋げる

すると、地形に小さいノイズが乗るようになりました。
これはDisplaceノードにノイズが乗った状態です。

ノイズによる凸凹が出来ました
ノイズによる凸凹が出来ました

この状態で、Erosion(浸食)のノードをクリックすると、Displace→Erosionがつながった状態をプレビューする事が出来ます。
この辺はコンポジットソフトNukeっぽいですね。

ノードクリックでそこまでの山の状態を確認
ノードクリックでそこまでの山の状態を確認

NoiseノードのOutputをErosionのInputに繋げてみました。
ノイズが掛かった後に、浸食のフィルターが適用された状態です。
これでMountain→Displace→Noise→Erosionという順番に山の形状が変化した事になります。

ノイズと浸食がかかった状態
ノイズと浸食がかかった状態

他のノードに差し替えてみる。

NoiseノードをCellsノードに差し替えてみました。
すると、山の勾配は同じ状態を保ちつつ、独特な地形が生成出来ました。

ノードの付け替えだけで、こんなに形状が変わります
ノードの付け替えだけで、こんなに形状が変わります

Gaeaのライセンスについて

機械翻訳ではありますが、Gaeaのライセンスについて記載しておきました。
同じライセンスを2台のマシンにインストール可能だったり、今後のアップデートは無料との事で結構うれしいライセンスになっています。

  • あなたは永久にあなたのライセンスを所有しています。
  • すべてのアップデートは無料です。「メンテナンス」費用はかかりません。
  • 新しいメジャーバージョンにアップグレードするときだけあなたは支払います。
  • あなたはサポート事件の代金を請求されません。
  • 同じライセンスを2台のマシンにインストールできます。
  • コンピュータや地理的な場所を移動してもペナルティはありません。
  • サイドグレーディングに対するペナルティはありません。あなたは違いを払うだけです。
  • あなたはあなたが作成したコンテンツを所有しています。あなたはそれをあなたが望むけれども使用することができる。
  • どのエディションでも使用できるCPUコアの数に制限はありません。

Gaeaライセンス毎の価格と機能制限一覧

Gaeaのライセンス毎の価格と機能制限一覧です。
*印は今後のアップデートで無料提供されるとの事です。

価格についてもビックリする程、高価ではなく、良心的な価格かと思います。

コミュニティインディープロ企業向け
無料99ドル199ドル299ドル
1Kレンダリング制限
2K指向浸食
4Kレンダリング制限
4K指向浸食
レンダリング制限なし
全方向浸食
レンダリング制限なし
全方向浸食
無制限のCPUコア
マルチモニターサポート
すべての生産性向上ツール
1200以上のSatMapライブラリ
無制限のCPUコア
マルチモニターサポート
すべての生産性向上ツール
1200以上のSatMapライブラリ
無制限のCPUコア
マルチモニターサポート
すべての生産性向上ツール
1200以上のSatMapライブラリ
無制限のCPUコア
マルチモニターサポート
すべての生産性向上ツール
1200以上のSatMapライブラリ
タイル出力
ビルドスタック
スクリプティング
オートメーション
タイル処理
オフライン+フローティング
4Kタイル出力
ビルドスタック*
スクリプティング
オートメーション
タイル処理
オフライン+フローティング
タイル出力
ビルドスタック*
スクリプティング*
オートメーション
タイル処理
オフライン+フローティング
タイル出力
ビルドスタック*
スクリプティング*
自動化*
タイル処理*
オフライン+フローティング*

Gaea無料版で試してみてください。

前述のように、Gaeaには無料版があります。皆さんも試されてみてください。

Gaeaダウンロードページ(英語)

Mayaには山を作るこんな有料ツールもあります。

3DCGソフトMayaで、いい感じの山を作成するツール『Easy Terrain for Maya』わずか8ドル。UE4への移行も可。

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