AIで架空の人物の顔を生成出来るサイト『This person does not exist』
UberのソフトウェアエンジニアのPhillip Wang氏が『This person does not exist』というページ(記事下にリンクあり)を作成しました。
こちらのサイトでは人物の顔が表示されるだけのサイト。
ただし、この顔はAIが作成したもので、実在しないのです。
このサイトでページの再読み込みを行う度に違う顔が表示されます。
こんな顔写真が生成されます
10代位の女性。どう見ても本物。
こちらの素敵な笑顔の女性。どう見ても本物。
こちらは中年の男性。目の近くの傷が彼の過去を物語っている気がします。どうみても本物。
少年でしょうか。どうみても本物。
背景との照明が馴染み過ぎてぱっと見、どうみても本物…。
よく見れば、顔の周辺の背景や髪の毛に不自然は点はありますが、自動生成でここまでとはなかなかなもんです。
これらの画像はGANというAIの技術で生成されています。
GAN(敵対的生成ネットワーク)とは
GANについて、ざっと調べてみました。間違ってるかもしれませんが…。
GAN(敵対的生成ネットワーク)とはGenerative Adversarial Networkの略。今までのディープラーニングは、膨大なサンプルを元に学習していく技術。例えば犬を認識させる為に、膨大な数や種類の犬の写真を読み込ませ、認識精度を上げていく必要がありました。
しかし、GAN(敵対的生成ネットワーク)は自ら生成した画像が本物に近いかを判断し、徐々に学習をしていきます。これにより少量のサンプルで実物に近い画像が生成出来るようです。
画像を生成する役と本物に近いか判断する役が敵対する為、『敵対的生成ネットワーク』と言われるようです。
ここまでくると、もう2、3年後にはAIが生成する3DCGの人物が登場する予感。
AIの顔を生成出来るサイトはこちら
This person does not exist
https://thispersondoesnotexist.com/
生成される人物の特徴は指定できませんが、ゲームのキャラクリエイトのように、性別、年齢、目の角度等変えられたら楽しいでしょうね。
国内でもAIが架空のアイドルを生成する技術があります
こちらもなかなかの技術です。
小生は実在のアイドルでもみんな同じ顔に見えてしまうので、このAIが生成したアイドルの画像でも実在してそう!と思ってしまいます。
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