セミナー参加レポート ~緊急開催!ハリウッドVFX業界就職セミナー~

2019年6月20日

2011年11月5日、6日にデジタルハリウッド東京本校で開催された、
鍋 潤太郎氏、溝口 稔和氏主催のセミナーに参加させて頂きました。
2日間に分けてレポートしたいと思います。

昨日に続いて、2011年11月6日(日)に開催された、
 ~緊急開催!ハリウッドVFX業界就職セミナー~
についてレポートさせて頂きます。

尚、この日はゲストスピーカーとして、
細見 由香氏、北田 栄二氏が登壇され、
貴重なお話を聞く事が出来ました。

VFX業界就職セミナー 鍋潤太郎氏
  ビザや、効率の良い就職活動、デモリールの構成、レジュメ、報酬、労働時間。
  海外を目指す方に必須な知識を紹介されていました。

  レジュメとは履歴書の事。
  日本と海外では書き方がかなり違います。
  その他に、レジュメの紙の色は何色がいいのか。
  フォントはどうすればいいのか。なぜそうすべきなのか。
  そういった細かい点まで解説して頂きました。

  デモリールの構成については
  海外だけでなく、国内でも通用する知識だと思います。
  作品はどう収録し、その収録時間はどの位なのか。
  目から鱗の情報でした。


海外を目指すキャリアプランニング 溝口稔和氏
  目指すキャリアへの達成率が上がる方法を解説されていました。
  年数を掛けて追跡調査をした結果、その方法を試した人の
  達成率が高かったという研究もあったそうです。
  ナルホド!という面白い内容でした。

  また必要な英語力、コミュニケーション力に関しても解説。
  意外な英会話スクールでのトレーニング方法や、
  コミュニケーションのコツ等も参考になりました。

  海外を目指す方だけでなく、日本で活躍したい方も
  十分に活用出来る内容でした。


ゲストスピーカー 細見 由香氏
  グリーンランタン、シャッターアイランド等を手掛けた、
  NUKEコンポジターの方です。

  細見氏のデモリールを見せて頂きましたが、
  ブレイクダウンも収録されており、テンションが上がりました。

  細見氏がアメリカで働けるようになるまでの経緯もお聞きしました。
  何事にも積極的に行動し、人との出会いを大事にする。
  そんな努力が実を結んだそうです。
  この細かい経緯を聞き、アメリカで働きたい熱がもの凄く伝わってきました。
  これ位のエネルギーが無いとダメなんだなと。

  渡航する前はもちろん、活躍されている今現在でも、
  海外で働き続ける為に、様々な事に気を付け、努力されていました。


ゲストスピーカー 北田 栄二氏
  渡星直前という多忙な時期にも関わらず、講演して頂きました。

  北田氏はSquareEnix VisualWorksでモデラーとして活躍され、
  その後、海外で映画『ガフールの伝説』、
  映画『ハッピーフィート2』等を手掛けられました。
  現在はDouble Negative Visual Effect Singaporeで活躍すべく、
  渡星されています。

  まず、オーストラリアでのプロダクション事情という事で、
  オーストラリアにある、プロダクションの規模や代表作を
  紹介して下さいました。

  次に、応募から渡航までの過程について、
  電話面接、Visa申請手続き、Visa承認等、
  それぞれ細かく解説して頂きました。

  渡航後の携帯電話の確保、家探し等、
  働く以前に、現地で生活する為の準備、気を付ける事も教えて頂きました。
  ビザ等も重要ですが、生活の準備もまた重要な事です。

海外のVFX業界で働くという事は、分らない事が多すぎて
『夢のまた夢』と思ってしまいがちです。
しかし、今回のセミナーに参加し、ひとつひとつ手順を踏めば
誰にでもチャンスがある事に気付きました。

講演終了後の懇親会にも参加し、鍋氏、溝口氏、
現役の方や学生の方等、様々な方とお話をさせて頂きました。
自分では体験した事の無い貴重な話をお聞きしたりと、
とても楽しく有意義な時間を過ごす事ができました。

CGトラッキング 関連リンク

「ハリウッドVFX業界就職の手引き」

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